『映画にまつわるxについて』(西川美和)の流れるような文章

西川美和のエッセイ集『映画にまつわるxについて』(実業の日本社文庫)を読了。爽やかな涼風のような文体。そしてそこにある透明でかつしっかりした審美眼。

感服した。

このなかに「夢のあとさき」と題して、映画『ゆれる』のプロダクション・ノーツが纏められている。香川照之、オダギリジョー、真木よう子を主演俳優に選んだ背景なども記されていて、心打たれる。

あの映画は、観ているうちに、どこか眩暈に誘われるようなところがあって、いつの間にか吊り橋の場面になっていて、そこが究極の見せ場だったのだと、あとから知ったりしたことも思い出した。

そのときの気持ちを蘇らせながら、それが男と女の青春の息吹に触れての、ある種の懐かしさだったのだ、と悟った。

映画にまつわるXについて (実業之日本社文庫)

西川 美和 / 実業之日本社

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Commented by maru33340 at 2015-08-14 20:58
名エッセイ誕生じゃよ。
Commented by k_hankichi at 2015-08-14 21:16
maruさん、映画にまつわるエッセイで、これだけ新鮮な気持ちにさせるものは無いねえ。。。
by k_hankichi | 2015-08-14 09:44 | | Trackback | Comments(2)

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