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『娘・妻・母』(成瀬巳喜男監督)に思う
CS放送で『娘・妻・母』(成瀬巳喜男監督)が放映されていて、長らく探していた作品だったので、ガツガツと観た。

タイトルが流れ始めたところで、椅子から転げ落ちそうになった。布地の上に、出演者名が縦書きで朱色や茶色で浮き出される。小津安二郎のカラー作品と同じ趣向じゃあないか。アグファカラー色でもある。

そしてストーリー。夫に死別した母(三益愛子演じる)、それから三女と一緒に暮らす長男夫婦(森雅之、高峰秀子演じる)。そこに、おなじく夫に死に別れた長女(原節子演じる)が転がり込む。二女は嫁いだ先の姑と一緒に暮らし、二男は年上妻とアパート暮らし。

そんな生活の中で、長女に湧いた縁談(京都の茶道家、上原謙演じる)。その傍らで心を寄せる人の出現(仲代達矢演じる)。

長男が良かれと思って進めた投資が破たんし、一家は危機に瀕する。そこでそれぞれの兄弟姉妹が発する会話。そういうやりとりを聞くお母さんは、心痛はなはだしい。

長女はどうするのか?原節子と三益愛子の会話に、東山千栄子との会話がオーバーラップする。

『東京暮色』は、小津安二郎が成瀬巳喜男になろうとして撮った作品だとすれば、『娘・妻・母』は、成瀬巳喜男が小津安二郎になろうとして撮った作品だったのだ、と思った。

自分のスタンスや持ち味とは違う足を踏み出すとき、傍から見ればそれはぎこちなく見える。成瀬の『浮雲』の世界が懐かしかった。

■スタッフ
監督:成瀬巳喜男
脚本:井手俊郎 、 松山善三
音楽:齋藤一郎
製作:1960年、東宝、カラー
■キャスト
坂西あき(母)三益愛子
坂西勇一郎(長男)森雅之
坂西和子(妻)高峰秀子
(曽我)早苗(長女)原節子
谷薫(二女)草笛光子
坂西春子(三女)団令子
谷英隆(薫の夫)小泉博
谷加代(英隆の母)杉村春子
坂西礼二(二男)宝田明
坂西美枝(礼二の妻)淡路恵子
黒木信吾(醸造技師)仲代達矢
鉄本庄介(和子の叔父)加東大介
五条宗慶(早苗の見合の相手)上原謙

■予告編。 →https://youtu.be/bR6QOuoAIn8

娘・妻・母 【東宝DVDシネマファンクラブ】

東宝

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by k_hankichi | 2015-06-20 08:56 | 映画 | Trackback | Comments(4)
Commented by およう at 2015-06-20 22:07 x
先ほどTSUTAYAから借りてきて見終りました(^_-)-☆
Commented by k_hankichi at 2015-06-21 08:05
おようさん、はっ、早っつ!!
Commented by maru33340 at 2015-06-21 09:14
これは小津だけど、やはり違和感。
小津のものは小津に、成瀬のものは成瀬に、であるね。
Commented by k_hankichi at 2015-06-21 10:32
maruさん、そうなんですよね~。自分の世界を超えようとする必要はない、ふたりの大監督。いまとなっては、意味のない焦りだったとわかるのです。