月の初めに神保町の古本まつりを廻っていると、いくつか欲しい本があった。そのなかで何が何でも欲しいなあとしたものは、名作家の全集でもなければ、好きな作家の初版本の集成でもなかった。
それは『酔っぱらい読本』。それも壱、弐、参、肆、伍、陸、漆の全巻揃い。後光が射していた。ブログ知人のsaheiziさんが何度か紹介されていて(→
http://pinhukuro.exblog.jp/22532277/)、あまりに面白そうだった。文庫本化されたものも出ているようだが、どうも構成の詳細がわからなくて躊躇していたところだったのだ。
さてさてこれから読み進めていくのだけれど、この本を読むにはもちろん酒を片手にゆるゆるとやることが必須。そうするとそのためのゆったりとした日々を送ることができる状態にしなければならない。だが中々どうしてそういう毎日が送れない。
楽しみはあとに取っておけばよいのではという声も頭の中で響くのだけれど、この葛藤をどのように解いていくか。それがこれからの毎日の挑戦になるなあ。