渋谷駅前のジオラマ

子供の頃、テレビドラマ『コンバット』を毎週水曜日の夜だったか見せられて、それ以来、戦争もののプラモデル作りばかりしていた。もちろんサンダー・バードの宇宙ロケットや地中探検機も作ってはいたのだけれど。

欧米の軍隊の陸軍や日本陸軍のプラモデルを作るが、子供ながらにアメリカ軍の仕立ては格好よく思え、だから念入りに組み立てた。もちろんそれは『コンバット』のサンダース軍曹の影響なのだろう。

そんな思い出が蘇ったのは、渋谷に映画を観に行ったついでに、ブログ知人が紹介していた昭和30年代後半の渋谷駅前のジオラマを見たからだ。東急百貨店・渋谷本店の入口に鎮座する。

これは富沢瑞夫・昭子夫妻によるものだそうで、その精密さといったらない。首都高速道路は建築途上であり、しかし五島プラネタリウムはすでにそこにある。映画は渋谷パンテオンでは『史上最大の作戦』、渋谷東急では『大脱走』が並行してかかっているように描かれている。Wikipediaによれば、前者の映画は昭和37年12月8日、後者は38年8月10日の封切りだから、両方が一緒にかかっている時期は本当は有るのかなという気持ちが頭を過る。

しかしそれでも、この模型は精巧だ。僕が弟と二人で父親の手助けを借りながら作っていた代物とは大違いだ。

ジオラマ。この響きの外国的なる不思議さにいまだに憧れる。あのころの自分、あのころの時代。それを鮮明に蘇らせる力をもつ佇まいに、僕は遠く西の空を胸を張って見上げざるを得なかった。

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Commented by およう at 2014-10-27 12:41 x
コメントするという場面が変わっています。無事とどきますかしら・・・。
こちらの模型、見ました(^・^)でも7階へ直行してしまいよく見なかった>_<残念。
Commented by saheizi-inokori at 2014-10-27 17:38
さすがによく見てますね。
Commented by k_hankichi at 2014-10-27 20:11
おようさん、よくよく眺めると良く出来ています。
Commented by k_hankichi at 2014-10-27 20:12
saheiziさん、ご教授ありがとうございます。
Commented by maru33340 at 2014-10-27 23:02
懐かしい風景やなあ!
Commented by k_hankichi at 2014-10-27 23:06
maruさん、あの界隈に旨いカレー屋さんも、有りましたね。道玄坂を登れば、部員御用達の喫茶店も有ったなあ。
by k_hankichi | 2014-10-27 00:30 | 街角・風物 | Trackback | Comments(6)

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