ゲーリックウイスキーの因果応報

帰国前のこと。軽く食事をしたあと、パブに寄って酒を少々飲む。フランス語圏の街のアイリッシュパブは、英語だけがやりとりされる数少ない場所で、だから気持ちも大分楽になる。

ブレンデッド・アイリッシュ(Jameson)のソーダ割り、シングルモルト・スコッチ(Glenlivet)のオンザロックを飲んだあと、シングルモルト・スコッチ(Arberlour 10年)と、ブレンデッド・ゲーリック(Te Bheag)のオンザロックを続ける。

このなかでは、Te Bheagが一番スモーキーで旨かった。ゲーリック語でチェイヴェックと発音するこのウイスキーは「ちっちゃなお嬢さん」を意味していて、その違和感がなんともいえない。Prában Na Linne Distilleryというところがブレンドしている。
たとえば次。→http://www.masterofmalt.com/whiskies/praban-na-linne/te-bheag-nan-eiliean-gaelic-blended-whisky/

ほろ酔いの気味になったところで、ようやっと外に出る。そこは冷たい雨が降り注いでいて、濡れた路面が暗闇に輝くのが美しかったことが瞼の裏に焼き付いている。

日本に帰国してみると、喉の奥がひりひりしている。どうやら風邪をわずらったらしい。あの酒場からの帰り路の脇には、それぞれの階が少し妖しげに輝く高級アパートメントやら漆黒の美術館があり、それらの前をふらふらと歩き続けているうちに、一気に身体は冷え切っていたようだ。楽しきひと時のあとには、その反動がある。

因果応報とはこのことだな、と思わず顔をしかめた。

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■イギリスのウイスキー評論家のTe Bheagの説明
http://youtu.be/aKxBQ-S6khc

  
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Commented by およう at 2014-09-08 10:58 x
いつもの急ピッチのお仕事、お疲れ様でした。デリーシャスな『ちっちゃなお嬢さん』ウイスキーに少し誘惑されて大陸の冷たい雨が影響か・・・、お大事になさってくださいませ^^
Commented by maru33340 at 2014-09-08 13:54
旨そうだなぁ。
風邪気をつけて。
Commented by k_hankichi at 2014-09-08 21:57
おようさん、maruさん、はい養生しております。仕事にすべて対応しきれず、しかし仕方がないかなと観念。
by k_hankichi | 2014-09-08 00:45 | | Trackback | Comments(3)

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