理不尽な事件が重なり、その事後報道も途切れることがない。国外でもウクライナやガザ、チベットでの弾圧など枚挙に暇がない。
無力感にとらわれた真夏の朝、気持ちを落ち着かせるためにペルゴレージのレクイエムを聴き始めた。しかし、しっくりこない。
どんな音楽が聴きたいのだ?自らの心に問いかける。
「井上陽水」という言葉が返ってきた。驚いた。
ああなるほど。デビュー当時のあの頃の音楽かもしれない。
虚無感と無力感、やるせなさといったことを一旦受け入れてからでないと、明るみの方向には浮かび上がらせることは出来ないのだ。