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by はんきち

梅雨明けの昔と今

子供のころ「梅雨明け」というのは、とにもかくにも嬉しく、閉塞していた日々が解き放たれ、ミンミン蝉の残響が校庭やプール周り、雑木林のくぬぎの木々に谺しはじめるのが快かった。

さあもうじき夏休みだ、という期待感に満ち溢れる。もちろん、小学生にとっては「夏休みの計画」なるものを作りなさいと言われていつも困ったのだが、それは毎日が退屈だからではなく、途方もなくおおきすぎる量塊で、前年のことを思い出しても、それは気が遠くなるほど幸せな期間で、その感銘がまた来るかと思うとそれだけで胸がいっぱいになるという種類の困惑だからなのだ。

長い休みについてどう計画して書き込んで良いのかわからぬ幸せなんて、社会人になってからは味わったことがない。だから今日、梅雨が明けたと聞いて、これからの暑く蒸す毎日を思い、それだけで嫌になってしまう。

むかしの梅雨明けと、今の梅雨明け。こんなにも違ったのだなぁとつくづく思う、今宵の蒸し暑さだった。
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by k_hankichi | 2014-07-22 22:10 | 街角・風物 | Trackback | Comments(0)
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