疲労を癒す『忍者部隊月光』と三日月(森槙子)のこと

心身が疲労することを重ねたあとの週末は、けだるく時間が過ぎてゆく。何の気なしに、昔のテレビドラマの動画をつらつら眺めているうちに、気持ちは一気に遡り、しぜんと身体が癒されていった。

『忍者部隊月光』である。

何と言っても恰好が良いのは、手信号での合図である。僕の幼稚園、小学校の低学年時代は、外遊びは「忍者部隊下月光ごっこ」で始まり、それに終わった。

彼らは、革ジャンパーに網で覆ったヘルメットで、背中には日本刀を背負った、動きやすい忍者的なコスチュームが入り込んでいる。銃は最後に使うものとし、刀と手裏剣、つまり忍者道具を主に使用して戦う。飛び跳ね、蹴り、転がり、斬る。

そして、子供心にも、打ち震えたのは、「三日月」(森槙子)の艶めかしい声としぐさ。おとなの女の人というもののなかには、秘められた何かがある、と理屈を超えて悟っていた。

時代は東京オリンピックを迎え、それを経て、ますます成長していた。勧善懲悪の忍者部隊は、世界を相手に戦っていた。

※今回ちょっと調べていて、第18話で月影(渚健二)が爆死してしまったのは、プライベートで目に余るほどに三日月(森槙子)と付き合っていたことが原因だということを知った。そしてその三日月は、劇中突然にロンドン支局に飛ばされてしまい(第33話)、それ以降、俳優としてもTVや銀幕から姿を消してしまったという。なんとミステリアスなでき事なのか。

■放送:フジテレビ
■制作:国際放映
■出演
 月光~水木襄
 月輪~石川竜二
 名月~山口暁
 月影~渚健二(第1 - 18話)
 三日月~森槙子(第1 - 33話)
 新月~浅沼創一(第19 - 51話)
 半月~小島康則(第23 - 104話)
 銀月~加川淳子(第33 - 104、118、126 - 130話)
■主題歌
  作曲~渡辺宙明
  作詞~山上路夫
  歌~デューク・エイセス
■放映:1964年1月3日 - 1966年10月2日(全130話)

■番組オープニング →http://youtu.be/xuZEOM69YoY


■銀月の交代の場面 →http://youtu.be/YfucjxJcuag

  
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Commented by maru33340 at 2014-06-21 20:59
このくぐもった声は原節子に通じるなあ。
Commented by k_hankichi at 2014-06-21 22:59
そうそう。すこし暗く、微妙にわずかに周波数が揺れ動くような声質で、すごく良いです。
by k_hankichi | 2014-06-21 19:09 | テレビ番組 | Trackback | Comments(2)

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