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by はんきち

Wind chillの反対語に遭遇する

ずいぶん昔にアメリカで生活していたとき、Wind chill factor という言い方に初めて出会った。寒いところで風が吹きすさぶ際になおさら寒く感じる、あの身も心も縮み上がるほどの感覚を表すものだ。換算するための数式もある。

それは解説者の派手なしぐさを伴うテレビの天気予報で普通に使われていたし、学校での朝の挨拶のなかでもよく言われていた。凛とした耐える気持ちに通じていて何と格好良い言い方なんだと感銘し、自分でも何気なく(しかしもちろん意識して)使ったりしていた。この言葉がちゃんと使えれば、異国人でもいっぱしに仲間に入れるのだ。

そんな言葉の反対語があるということに、この亜熱帯で、初めて気づかされた。

最高気温が29℃の昨日。湿度は87%。風は北北西で17km/h。だから体感温度は33℃。
明日木曜日は、最高気温が31℃で湿度が84%、北風16km/h。だから体感温度は41℃。

Humidex (またはHeat index) というそうだ。

この蒸し蒸しとした雰囲気のなかにどよんと佇んでいるだけでも、もはや自分が消去寸前であるように思われてくる。

この季節の、このニジニジとした状態。耐え忍ぶことはしたくないし、一時でも早く抜け出して、そんなことは忘れてしまいたい、そんな気持ちにある。

時節の挨拶の言葉としては決して用いてはならないだろうなあ、ということを、誰に言われたわけではないが直感した。
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by k_hankichi | 2014-05-14 05:31 | 街角・風物 | Trackback | Comments(3)
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Commented by saheizi-inokori at 2014-05-14 10:36
読むだけでうんざりするなあ。
COPDにはよくないかもしれない。
Commented by およう at 2014-05-14 10:52 x
凛と佇めないそのHumidex! お仕事とはいえ辛そう・・・。
水分しっかりおとりになって心にWind chill factor!^^
Commented by k_hankichi at 2014-05-15 01:26
saheiziさん、一日に何度か、スコールもありまして、それにも遭遇しました。確実に、この気候は身体には堪えます。もちろん、冷房の効いた屋内であれば、それはそれで大丈夫なのですが・・・。

おようさん、何度もサウナに入ったり出たりする。そういう感じです。はい、心にWind chill factor、ですね!