テレビの街角旅番組で、下町の天ぷら惣菜屋さんを訪れるシーンを見た。砂町銀座だったか。
客が思い思いの天ぷらを選ぶと、店の奥にはイートイン用の席がありそこで天丼にして食べることができる。
出演者が天ぷらを選び始める。海老天、茄子天、かき揚げ天、などなど。
そのたびに僕は「ちゃうちゃう」と呟き、また叫ぶ。
天丼にするのである。自分だけの特別誂えができるのである。どうして何処でも食える海老か?なしてかき揚げか?茄子は水っぽすぎるやん。
僕の理想の天丼。それは次のようなものだ。
メインは真ん中に穴子天を横たえて据える。手元寄り中央に蓮根天を二つ横並びに配置し、手前右に舞茸天、しし唐辛子天三本を手元左側。玉ねぎ天は右奥(おおぷりを一つでよい)、茗荷天を左奥に二本。
ありゃ奥側中央に置くものは?そうそう、ふきのとう天だ。忘れちゃいけない。
はんきち印の天丼一丁、出来上がりぃっ!