熱帯の冬の夜が明け、ぬるい昼間になった

ガンガンによく冷房された部屋が、熱帯や亜熱帯の土地の歓待方法と聞いていたが、昨晩遅く(というか日本時間で夜半1時半過ぎ)に着いた宿もそうだった。冷え過ぎかなと思いながらそのままベッドに体を横たえて、朝に目が覚めた頃には身体全体がひんやりとしていた。気が付くと鼻がぐすぐすとする。鼻風邪だった。

しまったと思いながら仕事場に向かうと、会議室は案の定、強い冷房。しかし社内のいくつかの訪問先は、熱帯の冬の気温(27℃程度)がそのままで、実にぬるい。寒暖が追い打ちのように心身に堪える。気合と萎えとの間で鞭をうっているうちに、あっという間に夕方だ。

新婚旅行で訪れたあと3回目になるこの熱帯の街には、実は親しみがあまりない。あの時も同じく風邪を引いていて部屋で熱にうなされていたからで、だから覚えているのは、当時アジア一高層だと言われたそのホテルのことだけだった。

今や、それよりもずっとずっと高層の建物がたくさん立ち並び、屋上同士をつなげて船のようにしたホテルまで見える。奇想天外な景観に呆気にとられながら、いつの間にか夜の闇がまた近づく。サマセット・モームは、こういうもやもやした夜のことが好きだったのかしら、ということが少し頭をよぎった。

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by k_hankichi | 2014-01-24 23:04 | 街角・風物 | Trackback | Comments(0)

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