音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

みちのくの朝とバルトーク

昨晩からみちのく。宿泊先での朝は、決まったように身支度を整えながら、新聞に目を通す。住んだことはないがこういう生活がワンルームマンションなのかなと頭をよぎる。

7時。部屋を出て駅に向かう。構内のコーヒーショップでお決まりのホットドッグとコーヒーを食す。これはボールパークドックと呼ばれていて、少し硬いフランスパンに似た(でも異なる)ものに、ソーセージが挟まったものだ。硬のなかのジューシー、それがなすバランスが絶妙で実に美味い。この間など、びっくりして二本目も頼んでしまい、それもやはり美味かった。

肌が切れそうに寒い空気を、掻き分けるように歩くうちに、コーヒーの温かさが全身に回ってきて元気付けられる。

仕事に向かう途では、同じように忙しく学校に向かう学生らが会話している。東北弁の訛りが満載だ。そこに若者言葉が混じっているから半分くらいは分からず、だんだんとそれがバルトークの木管楽器曲のように聴こえてくる。

あちらでもバルトーク、こちらでもバルトーク。クラリネット系は女性、ファゴットやバスーンは男性だ。訥々とした音色のなかに、粘度があり、二十世紀を拓いた魂が、ここにも息づいているのかと錯覚する。
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by k_hankichi | 2014-01-22 07:43 | 街角・風物 | Trackback | Comments(3)
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Commented by maru33340 at 2014-01-22 09:46
これは面白い経験だなあ、バルトークが喜びそうだ。
Commented by およう at 2014-01-22 10:05 x
はんきちさーん、おもしろいーー(^O^)
なんて素敵なユーモア!!
Commented by k_hankichi at 2014-01-23 13:59
ほんとーに、バルトークなんです。車両全体が楽団のようなのです。