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by はんきち

下高井戸のすべすべ銭湯・・・『月見湯温泉』

今週は夏休みをとっている。その日の風に従っているので、家を出てから考え付いた所用に応じて、行き先が決まる。所用の序に選んだ今夕の銭湯巡礼は、下高井戸の「月見湯温泉」だ(ココ→http://tsukimiyu.com/index.html)。

メタケイ酸、鉄分が多く含まれる温泉が、この甲州街道の脇の世田谷に湧き出ているとはだれも気付くまい。僕も、この地に用が有って足を運ばねば、ここに立ち寄ることは無かっただろう。

駅前通りを桜上水方向にすこし歩き、住宅地の真ん中に、そんな所などあるのかしらんと思い始めたところに、その風呂屋があった。

外構えは、昔ながらの宮づくりの屋根。風呂場の天井は高く、ああ、これは子供のころに観た光景だあと嬉しくなる。壁絵は富士山の美しいタイル画。洗い場から湯船までは改築されたと見えてとても広く、清潔感に溢れる。

湯船の総面積は広くはないのだけれども、区切りわけされていて数が多い。中央の湯は40℃程度。泡、水流噴流のそれぞれが備わる。そして、その隣に温泉の湯船がある。温めで37~8℃くらいか。ほんのり薄茶色っぽい色がしていて、身体をくぐらせるとすべすべとした肌触り。湯を唇と舌でちょとだけ味わってみれば、鉄分が豊かでほんの僅かに硫黄の香りもする。これは心地よい。何分でも入っていられる。

そして熱い湯。こちらは段違いに熱く、温度計の表示は42℃なのだけれども45℃はある。上野池之端の「六龍鉱泉」と良い勝負だ(あちらのほうが熱いけれども)。だから入っている人はおらず、僕は1分も我慢できずに身を躍らせるように外に出た。

夕暮れが近い商店街を駅まで戻り、そして今度は世田谷線に揺られ、古き昭和30年代の風情に浸りながら帰途についた。清涼なる気持ちに溢れるこの世田谷の湯。いつかまた訪れたい。

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by k_hankichi | 2013-08-05 20:59 | 街角・風物 | Trackback | Comments(4)
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Commented by saheizi-inokori at 2013-08-05 21:21
一度行ったかも知れないです。
世田谷線もいいところが多いのですが、そのうちそのうちで。
Commented by k_hankichi at 2013-08-05 22:02
saheiziさん、ここの湯は温泉なので、ふつうの銭湯以上に心地よく、価値の高い場所でした。周囲の住宅地とのアンマッチさも、また愉快です。
Commented by maru33340 at 2013-08-06 04:10
まさに昭和30年代やなあ。歩きたし。
Commented by k_hankichi at 2013-08-06 08:04
では、次回、街角探検隊行脚を、このあたり含めて組みましょう。良い古本屋もありましたよ(写真も追加しました)。