音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

牛込神楽坂の銭湯『第三・玉の湯』で締めくくる、飯田橋彷徨いの昼下がり

足腰を鍛えるべく、今日は昔懐かしい地域を歩くことにした。

飯田橋の駅を降りてふと道端を見ると、そこには「東京農業大学開校の地」の碑。あれ、神奈川にも拠点があるこの学校は、こんなところに元があった。さらに足を進めると、新徴組(しんちょうぐみ)屯所跡とある。1862年に結成された江戸幕府による警備組織のようで、責任者は高橋泥舟と山岡鉄太郎。通学路の脇に、歴史あり。

路地裏には下町の古い家屋もあり、二合半坂のたもとのルーテル教会も健在だ。中学校の脇にあった大きな邸宅は、マンションのような建物に様変わりしていて、時は移り変わるのだということを納得させられる。

さて、その学び舎はどんな具合になっているのかと思って訪ねると改築補強工事の最中で、駆けずり回った廊下や教室は、さまざまな手を加え施されようとしている。過去の記憶に目の前のブレードランナー的な光景が重なり歪曲し干渉し、そしてその一部は幻想交響曲のような共鳴をし始める。

青々と空高く育つ椎の木だけは誰にも邪魔されずにすくすくと枝を伸ばしており、わけもなく感銘した。

そして北の丸の美術館。そこには『フランシス・ベーコン展』がかかっており、それは今日のひとつの目的で、画家の敏感で繊細なる視点に、外界に肌を晒すわれわれ一人ひとりの孤独の叫びを聞く。

そんな彼の絵とは対照的な、あまりにも清々しい皇居を眺めてから、ふたたびもうひとつの学び舎に立ち寄る。学校の行きかえりに食べたカレー屋「ファミリー」の前に佇んで、時代の変遷を知る(いまはもう廃業している)。

締めくくりは、牛込神楽坂の銭湯『第三・玉の湯』。とても気さくな老夫婦が経営するそのお湯は、地下水汲み上げだそうで、江戸東京散策の疲れを心地よく癒すのだった。

c0193136_2005971.jpg
c0193136_2023512.jpgc0193136_20243279.jpgc0193136_2191835.jpg
c0193136_20271110.jpgc0193136_2026182.jpgc0193136_20283158.jpgc0193136_20292712.jpgc0193136_2135780.jpgc0193136_20311964.jpg
c0193136_20321672.jpg
[PR]
by k_hankichi | 2013-05-25 20:32 | 街角・風物 | Trackback | Comments(5)
トラックバックURL : http://hankichi.exblog.jp/tb/20267091
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by maru33340 at 2013-05-25 21:37
ルーテルや
天満の厚い
響きかな
(望郷のうた)
Commented by k_hankichi at 2013-05-26 10:27
うぶなのよ
好んでしまった
天満と黒沼
(教えてがってん)
Commented by Je at 2013-05-26 20:35 x
mumumu・・・、ルーテルとバイオリニスト?
お二人の幼き頃の秘密・・。
Je ne c’est pas.
Commented by k_hankichi at 2013-05-26 21:58
あ、え、はい・・・。
De rien. C'était juste au temps agréable.
Commented by Je at 2013-05-27 21:40 x
本当はJe ne sais pas. フランス人見たら怒られるー!
文法もなっとらん、と。Ce n'est rien.
このコメント、ほっといてください。今日は歩き疲れてしまったもので・・・