暮れなずむ都会の黄昏に

暮れなずむ都会の
黄昏の街路を眺むれば
春の陽のぬくもりが
見えそうな気がする

建物と空の境目は
桜の花弁が溶け入りそうで
あちこちにそんな風情だから
頬は緩み気持ちはたゆたう

この時間は
境界がおぼろ気で
寒くも暑くもない
だからこれは
桃李境のようなものだ

心みだれる気配もあるが
ゆったりと身を預ける
人々は故郷(ふるさと)を
こんな黄昏のなかに想いだす
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Commented by maru33340 at 2013-03-28 19:09
また見つかった
何が?
帽子の似合わないスナフキンが
(アルコール・ランボー)
Commented by Je at 2013-03-28 20:24 x
自由とは詩を口ずさむこと・・・スナフキン・ランボー
でもはんきちさん 今日の詩 桜ハナマル!
黄昏時の香りがする・・・。
Commented by k_hankichi at 2013-03-28 20:53
そうこうするうちに、黄昏は藍色に変わり、ふわふわと暖かな空気が流れているその通りには鰻の香も漂っていて、だから土屋は宵というものが、さほど怖いものでは無いような気がしてきた。
Commented by maru33340 at 2013-03-28 21:47
たから、花冷えという言葉がふさわしい今宵には、やはりいつもの「ぽん太」で、鰻の肝と白焼きを肴に熱燗を飲むことになるので、土屋は少し肩をすぼめながら足を速めた。
Commented by k_hankichi at 2013-03-28 23:17
その店に足を踏み入れると、牧田さんが居て、土屋が良く飲んでいる酒をおなじ燗にしてやはりゆっくりと呷っていた。彼はこちら側を見やって、ちょいと盃をもちあげ合図したように見えたが、実はその隣に座っているのが民子で、彼女に流行の画家の筆致について何やらむつかしげに語っているところでそうなったのだということがわかった。

小股の切れ上がったようないでたちの民子のことが土屋は気になったが、カウンタアの反対に座って品書きなどを眺めているうちにいつもの肝焼きと白焼きがいつのまにか目の前に並んでいて、それをつつきながら金沢の熱燗を何杯か飲んでいた。
Commented by Je at 2013-03-29 07:59 x
ポエムからだいぶ離れていったのでした。
Commented by maru33340 at 2013-03-29 21:48
気がつけば小津映画になっていたとさ。
by k_hankichi | 2013-03-28 18:03 | 街角・風物 | Trackback | Comments(7)

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by はんきち