今日は東京まで所用で往復。途中、まほろ駅を通過しつつ、このドラマのことを思い出す。『まほろ駅前番外地』(テレビ東京)。そしてこれは映画の『まほろ駅前多田便利軒』に展開されてゆく。
この駅の駅前はすこし複雑だ。Wikipediaによれば、
1908年9月23日 - 横浜鉄道東神奈川駅 - 八王子駅間が開業。原町田駅を開設。
1913年4月1日 - 町田村が町制施行し町田町となる。
1927年4月1日 - 小田原急行鉄道が開業。新原町田駅を開設。
となっていて、つまり、もともとの駅の展開は現在のJR線の町田駅。そのあとに小田急が出来る。これらの二つの駅は現在に至っても繋がらず、だから乗り換えの乗客は、いったん街に出て線路際を歩く必要がある。
そのいったん街に出たあたりのところに、この多田便利軒があって、歴史の片鱗も垣間見えるこの街区は、しかしなんともいえぬ中途半端な風情をもっている。
今日の番組は、蝋人形を処分する話。ああ、この街にはそういう人形を作るような小金持ちも居ただろうなあと妙に頷きたくなる。
多田さんは瑛太、行天は松田龍平で、そのアンバランス感は小説の雰囲気にぴったりだ。