朝の束の間を浸る

バスを降りて会社まで、20分ほど歩く。今日はウォークマンをMDR-1Rで聴きながら。

オーバーヘッド型のヘッドホンなので、モスクワの街中を歩くおやじのようであり、しかも片手には本を持ち読みながら歩いていく。

小説は、萩原葉子によるまことに暗いもので、しかしなぜかそれはピーター・ウィスベルウェイによるバッハの無伴奏チェロ組曲第二番の淋しさに合っている。

不思議な出で立ちのおやじは、朝の束の間を浸る。浸る。浸る。
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Commented by maru33340 at 2013-02-02 04:44
あやしくもまた
うつくしいけしきである
Commented by k_hankichi at 2013-02-02 07:36
その歩む通りに面した集合団地の玄関には、毎朝老婆が坐っている。「おはよう」とお互いに声をかける。しかし彼女の視線は、僕ではなく、遠い空の向こうにある。帰ってくるだろうものを見つめるように。もはや呆けてしまっているのだ。
by k_hankichi | 2013-02-01 07:24 | 街角・風物 | Trackback | Comments(2)

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