夜のシリコンバレー・・・静寂なる無機質の街が呼び起こす西部の荒廃

夜のシリコンバレーを案内してもらった。電機系の名だたる企業の本社が連なっているのだけれど、米国人にとって金曜日は週末に流れ込むたいせつな日で、夜の11時ともなると、人っ子一人いない。さながらゴーストタウンだ。

そんな景色に、100年以上前のこの西部の地のことを思った。ゴールドラッシュの一獲千金を狙った人たちも、同じように金曜の晩は仕事を早めに退けて、町はずれの酒場にしけ込み、疲れ切った身体をアルコールや、そしていわゆる享楽に身を浸らせていただろう。回転草(枯れ草が球のように束になっているもの、タンブル・ウィード)が、所在なく、あっちへ転がったかと思えばこちらに吹かれてゆくなかで。

この写真は、演算素子で世のなかのパラダイムを変革したこの会社の発祥の地。LSIを発明したこの人を敬い、その原点をしっかりと振り返っている。ビルの名前にも冠して広く世の中にその実績を知らしめていた。

夜のその博物館は、夜の動物園のように静かだった。

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by k_hankichi | 2012-06-09 17:11 | 街角・風物 | Trackback | Comments(0)

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