音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

春のバスは小津のバス~駅前はジプシー躍り

駅までのバスに乗る。客はぼくひとりだ。こんなときに運転席のうしろに陣取るのはむかしっからだ。

爽やかな春の風に乗るバスに、身を預けるのは心地よい。

停留所ごとに、ひとり、ふたりと乗客があり、ゆるやかに揺れながら窓の外を一様に眺める我々。小津安二郎映画の横須賀線に乗っている客と同じになる。

ようやく一体としたバスになったかなと思うころ終点だ。駅前広場ではなにやら風船が飾りつけられエレクトーンの音楽やらが流れ、催し物が開かれようとしている。

世の中は、そぞろ心浮かれ、馬車に乗った緑色の服を着たジプシーたちがバイオリンやら掻き撫で躍りだしそうだ。
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by k_hankichi | 2012-05-26 09:30 | 街角・風物 | Trackback | Comments(0)
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