車谷長吉さんの剛速直球・・・朝日新聞の『悩みのるつぼ』
あれもこれも知りたく、小説も書きたいのだが、いろいろなことに興味があってなかなか小説がかけない。いつか小説が書けるようになるのでしょうか?というような相談が、今日の朝日新聞のBe(Saturday)のコラム『悩みのるつぼ』にあった。
なになに・・・?と興味があって、活字を追った。
“人の頭脳は4種類に分けられます。頭のいい人、頭の悪い人、頭の強い人、頭の弱い人。この中で絶対に小説を書くことができないのは「頭のいい人」です。・・・「虚」によって「実」を破るのが文学です。「虚」というは「嘘」です。・・・作家になるには書くこと以外のすべてを捨てる必要があります。・・・それは苦痛を伴いますが、苦痛を感じれば人は真剣になります。心に血がにじむからです。”
うーむ、回答者の車谷長吉さんにかかっては、ものごとの道理が、かかるように明快に見えておる。そして僕は、うんうん、そうそう、と頷くばかりである。
豪速直球を投げられた相談者は、だいじょうぶだったかな。