ショパン・前奏曲聴き比べ~プレハッチ vs ルービンシュタイン~
ウォークマンで曲名でソートして並べ、ショパンの前奏曲を二人のピアニストで聴き比べている。同じ曲をまずラファウ・ブレハッチ、そしてアルトゥール・ルービンシュタイン。
プレハッチは、そよ風かさざ波のような弾き方で、撫で付け、波打ち際で浸るような感覚が心地よい。
ルービンシュタインは、感情を抑えている素振りを見せながら、微妙なテムポの揺れ動きになって想いは溢れ滲み出てくる。
疲れているときには、ブレハッチが良い。爽やかな風が全身を透過するように抜けていく。ちょうどよい。ルービンシュタインは、今日の僕には肩掛けカバンをもうひとつ背負わされている感じだ。
おんなじ曲でも、こんなにまで違って聴こえる。