音楽の暗夜行路を解決しようとしたら、闇になってしまった・・・ああ哀しい
五月連休に買ったウオークマン(NW-A847)。これが昨日の朝から突然、暗夜行路になってしまった。スイッチを入れると、音楽は例のごとく、おっそろしく豊かな質で鳴り響くのだが、ディスプレイが真っ暗なままなのだ。
まあ、昔の携帯音楽プレイヤーは、表示なしのものがほとんどだった訳なので、表示がなくても、別にいいいんじゃないの、とすこし思った。
でも違った。やはり困った。僕のそれには、すでに3000曲近く入っており、ディスプレイがないと聴きたい曲を探し出せない。
まあ、それでも、だましだまし、聴いていた。
スイッチを入れると、何かの音楽が鳴り始める。ピアノが出てくる場合は、まだ大丈夫だ。どの曲なのかは分かる。そして、鍵盤の鳴らし方で、ああ、リヒテルだ、あ、アルゲリッチだ、ああ、ポリーニだと分かる。ディヌやルビンシュタインは音質の古さからも自明だ。結構、音楽への感性も研ぎ澄まされる。
しかしそれが、あまり得意ではないマーラーだったりすると、どれかどれがどの交響曲だか、困惑し、とても頭脳の回転数が上がってくる。知りたい知りたい、何の曲?なんだったっけ、これ、ああ、どれだったっけ。わからなくなり、焦燥と不安に駆られる。疲れる。
ええい、しかたない。店に修理を頼みに行った。2~3週間かかるという。ああ…。
明日から一週間、出張なのに、どうしようか。音楽の闇の世界になってしまう。暗夜行路のほうが、乙だったか。なむ~。