自分がカバーしているこの領域はこんだけやっている、だから自分が進めているやり方含めてダイジョウブなのだ、と言い放ってしまうときがある。でも、周囲から見ると、「でも、そこ、十分とはいえませんよね」、「手をつけていないところがありますよね」、という部分があり、それを見事に指摘されることがある。
そうすると、自分は憤慨する。
だが、よくよく考えてみると、憤慨するのは、自分が正しいと思う一方だからであり、それでも別の人からは、十分でない、正しくないと思われているのだから、冷静になる必要があるのだ。
自分のカバーする領域、進め方はダイジョウブなのだ、と主張する中で、実は、見過ごしてしまっていることがあることを頭に入れておかなければいけない。
・自分が限られた時間の中ではがんばっているが、もっと広い目線で見た場合には、手をつけていないこと。
・分かってはいるのだが、解決済み、決定済み、規定路線の上なので枠をはずせない、として思考停止させてしまっていること。
・上位の意向を叶えてあげようと、自分のなかでの論理展開なしに、盲目的に迎合していること。
・自分の力量や裁量はこの範囲だろうから、そのなかでの最大のアウトプットを出せば良いと、限度を規定していること。
・出来る範囲のことをやる、ということにしてしまうこと。
こういった枠を超えること、規定路線を越えること、二律背反を解くこと。そして、本当に必要な将来の方向を自ら粉骨しながら切り開いていくこと。それが本当の挑戦なのだ。
もちろん、自分自身が壊れないように、それをしていくこと。リラックスした時(酒、音楽、小説などなど)もきちんと確保し過ごしながら、安きに流されずに進めていきたい。
※備考:お奨めの酒(いつでもこれは大切です)
シャトー・ボーリバージュ 2005(ボルドーシュペリエール、CS60%, MR40%)・・・カベルネ重く、手ごろな値段がながら旨い。キッコーマン取り扱い。
ヴォーヴェルサン Blanc de Blancs Brut NV(Champagne, RM, コート・デ・ブラン地区、オジェr村)・・・グランクリュ。シャルドネだが濃厚さがある、旨い。